iBasso DX240を半年ほど使用したのでレビューする

はじめに
半年ほど前に、ヨドバシドットコムにて安売りされていた。DX240の発売当初は11万円前後であった。
それが、2024年2月6日時点で、70,240円で売られていたDX240。半分、衝動買いでの購入であった。
私はそれまで3~4万円台のDAPしか使ってこなかったため、DX240の音質には衝撃を受けた。
音質
音質は非常に良い。すばらしい。
第一印象は、自然な音で、機械的な感じがしないと感じた。
他のDAPと比較して低音がしっかりと出ており、響きを感じることができる。高音は耳に刺さるような音が出ず、非常に聞きやすい。
また、他のDAPでは埋もれて聞こえないような細かい音までしっかりと聞こえる。
MP3やAACなどの圧縮音源と、FLACやALACなどのロスレス音源の違いが顕著に分かってしまう。MP3特有の、高音域のノイズが目立って聞こえる。低音の響きも、ロスレス音源のほうが明らかに響いて聞こえる。人にもよるがDX240で圧縮音源を聞くのはおすすめしない。
機能・ソフトウェア
OSはAndroid 11を搭載している。本体やmicroSDに保存した音源だけではなく、Apple MusicやSpotify、YouTubeなどのストリーミング音源も楽しめる。
ただし、Playストアは初期状態ではインストールされておらず、代わりにAPKPureというストアアプリがインストールされている。
Playストアを利用する場合、APKPureからPlayストアをインストールすると、利用可能になる。
外観・ハードウェア
CPUはSnapdragon 660と低スペックだが、もたつきなどは感じられず、非常にキビキビ動作する。下手なローエンドスマホよりも、断然速い。


接続端子は上側にUSB-C端子とデジタル同軸出力端子、下側には左から3.5mmライン端子、3.5mmイヤホン端子、2.5mmバランス端子が搭載されている。
DACチップはES9038Proが使用されている。これは本来、据置き機に使用されるDACである。そのため、消費電力が大きく、発熱しやすいのが難点である。

右横にはアナログ式のボリューム、曲戻しボタン、再生ボタン、曲送りボタンを搭載。

左横にはmicroSDスロットを搭載。私は1TBのSanDisk製のものを挿入している。SDカードが微妙に飛び出しているので、何かの拍子で勝手に抜けてしまう恐れがある。そのため、セロハンテープなどで固定しておくことをお勧めする。私はセロハンテープを貼っている。